TEL. 0495-24-8821FAX. 0495-21-7640
〒367-0031 埼玉県本庄市北堀810番地
腎盂とは腎臓の中の尿が集まってくる部分、尿管とは腎臓と膀胱を結ぶ管で、どちらも膀胱と同じ移行上皮という粘膜で覆われています。この腎盂、尿管の粘膜から発生したがんが腎盂尿管がんです。尿管壁は膀胱と比べ著しく薄いため、発見が遅れると容易に遠隔転移を来たします。さらに、尿の流れにのって膀胱へ転移することが少なくありません。 |
(1)尿検査 血尿や尿中がん細胞の有無を調べます。 |
(2)超音波検査 がんにより尿の通過経路が閉塞されたことで起こる水腎症を診断します。 |
(3)レントゲン検査 静脈性尿路造影 静脈から造影剤を注入し、病変部位や水腎症の程度を調べます。 逆行性腎盂造影 膀胱鏡を行い尿管にカテーテルを挿入して、病変の広がりやがん細胞の有無を調べます。 |
(4)CT検査、PET-CT検査 血尿、水腎症を生じる結石との区別に有用です。また病期の進行度を調べます。 |
(5)内視鏡検査(尿管鏡) 尿道、膀胱を経由して尿管の中を直接カメラで見ることにより、肉眼的に腫瘍を確認したり組織検査を行います。 |
(1)手術療法[腎尿管全摘術](※この治療は当院では行っておりません。) 膀胱の一部を含めて腎、尿管を摘出します。腹部を切開する方法と腹腔鏡を併用する方法があります。腎臓は腹腔鏡を用いて血管から外し、下腹部の小さな傷より腎臓、尿管、膀胱の一部を取り出す腹腔鏡併用手術は、術後の回復が早いという利点があります。当院におきましても、適応する症例には腹腔鏡手術を施行しております。 |
(2)放射線療法(※この治療は当院では行っておりません。) 放射線照射によりがん細胞を死滅させる方法で、補助療法として行われます。 |
(3) 化学療法(※この治療は当院では行っておりません。) 補助療法として抗がん剤を投与します。 |
(4) 膀胱内注入療法 上皮内がんや非浸潤がんの治療や再発予防に対して、BCG(弱毒化したウシ結核菌)などをカテーテルで膀胱内に注入する方法です。 |
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